フィジカルバランスラボ整体院

【脊柱側弯症専門】星ヶ丘駅 徒歩2分

ご案内
アクセス
ご予約
ブログ
脊柱側弯症

腰椎側弯症がある股関節痛の方へ手術の術式と選び方

プロフィール写真

 

この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは!

脊柱側弯症専門のフィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。

はじめに

先日、当院に来院された60代の女性が、こんなふうに語ってくれました。

「若い頃から、背骨が少し曲がっているって言われてきたんです。でも、それが股関節にも関係しているとは、まったく知らなかった。最近、股関節が痛くて歩くのも辛くなって、整形外科で人工関節の手術を提案されたんです。でも、先生から『腰の側弯があるから、手術のやり方をよく考える必要がある』って言われて、どうすればいいのか分からなくなって……」

その方の話を聞きながら、僕は股関節と腰の関係の深さを改めて実感しました。
股関節と腰は、車のサスペンションとタイヤのような関係なんです。
片方が歪むと、もう片方にも負担がかかる。
当院にも、腰の側弯を指摘されているのに、股関節の痛みで来院される方は少なくありません。

股関節の痛みで悩み、手術を検討されている方にとって、腰の側弯というのは単なる背景情報ではありません。
手術のやり方を選ぶ上で、とても重要な情報になってくるんです。

なぜ腰椎側弯症が股関節手術に影響するのか

腰椎側弯症というのは、背骨が左右に曲がってしまう状態のことです。
側弯症があると、骨盤が傾いて、左右の足の長さが変わってくるんですね。
医学的にはHip-Spine Syndrome、股関節-脊椎症候群と呼ばれる状態で、股関節と脊柱は相互に影響し合うんです。

脚長差は意外と多いものです。
側弯症患者の約59%が、5ミリ以上の脚長差を有するというデータがあります。
そして、その長い方の足の股関節に、変形性関節症が84%も高頻度で発生するという報告もあります。
長い方の足に余計な負担がかかって、関節の軟骨がすり減ってしまうんですね。

側弯症があると、骨盤が水平面から傾きます。
傾いた骨盤の上に股関節のってるので、関節軟骨の接触面積が減って、圧力が一部に集中してしまうんです。
まるで、傾いた台の上にコップを置くようなもの。
コップの片側にだけ重いものが入っている状態になって、そこの部分から軟骨がすり減っていくイメージです。

腰椎椎間狭窄症で腰痛に悩む方の17〜35%に、股関節の変形性関節症が併存しているという報告もあります。
脊柱と股関節、両方に問題を抱える方は少なくないんです。
だからこそ、手術を考えるときは、腰の状態もしっかりと見ておく必要があるんです。

手術術式の種類と特徴

股関節的人工関節置換術には、いくつかのやり方があります。
股関節に近づく「入り道」の違いなんですね。
大きく分けて、前方から入る前方侵入アプローチ、後ろから入る後方侵入アプローチ、横から入る側方侵入アプローチの3つがあります。

前方侵入アプローチは、太ももの前側から関節に近づく方法です。
筋肉を切開しないで、筋の間を通って関節に到達するので、体への負担が小さいのが特徴です。
術後6〜12週の時点で、股関節の機能スコアが優位だという報告もあります。
入院期間も平均で0.3日程度短く、切開の長さも約34ミリと小さくて済むんです。

ただ、手術時間が後方アプローチよりも17分ほど長くなる傾向があります。
また、医師がこの手技に慣れるまでに約100症例の経験が必要だと言われています。
大腿外側皮神経という、太ももの感覚を司る神経を傷つけるリスクもあります。
さらに、側方アプローチと比較して脱臼率が高い可能性も指摘されています。

後方侵入アプローチは、お尻の側から関節に近づく方法で、最も広く行われている術式です。
関節を展開しやすく、手術の視野が確保しやすいのが利点です。手術時間も短く、この手技に熟達した医師も多くいます。
一方で、脱臼率が高い可能性が指摘されていて、股関節を外旋させる足の付け根の筋肉、外旋筋群を傷つけるリスクがあります。

側方侵入アプローチは、太ももの横側から入る方法です。
脱臼率が最も低く、人工関節の脚、プローシスと呼ばれる部分を設置する正確性が高いのが利点です。
ただし、中殿筋という足を横に上げる筋肉の機能障害リスクがあって、歩くときに腰が落ちるトレンデレンブルグ歩行という歩き方になる可能性があります。
術後の筋力低下も懸念点です。

側弯症がある場合の術式選びのポイント

側弯症がある場合、標準的な人工関節の設置方法が適用できないことがあります。
通常であれば、人工関節のカップをある決まった角度範囲、Lewinnek safe zoneと呼ばれる安全な範囲に設置するんですが、脊椎変形がある患者さんにはこの標準が当てはまらないことがあるんです。

Vigdorchikさんという方が提唱したHip-Spine分類という考え方があります。
背骨のアライメント、整列状態と、背骨の動く範囲、可動性によって4つのグループに分けるんですね。
Group 2B、変形があって背中が硬直しているタイプでは、特別なデュアルモビリティインプラントの使用が推奨されています。
デュアルモビリティとは、簡単に言うと二重構造の関節部分のことで、脱臼しにくい構造になっています。

医師の経験と習熟度も重要なポイントです。
前方侵入アプローチは約100症例の学習曲線が必要だという報告があります。
一方で、後方侵入アプローチや側方侵入アプローチは、より多くの医師が習熟している術式です。
自分の脊柱状態だけでなく、手術される医師がどの術式に慣れているかも、選択の材料になります。

患者様自身の因子も考慮する必要があります。
肥満度、股関節変形の程度、過去に手術を受けたことがあるか、日常生活でどれくらい活動しているか、回復に対してどれくらいの期待を持っているか。
これらを総合的に判断して、術式を選んでいくんですね。

今日からできること

  1. 自分の脊柱状態を理解する

レントゲンやMRIで側弯の有無を確認することから始めてみましょう。
脚長差の有無や、骨盤がどれくらい傾いているかも把握しておくと、手術を検討する際の判断材料になります。

整体院や整形外科でアライメントチェックを受けるのが第一歩です。
立っている状態と座っている状態でレントゲンを撮って、骨盤の傾きを比較するのも効果的です。
ご自身の背骨の状態を数字で理解しておくことで、医師との話し合いもスムーズになります。

  1. 手術を検討している医師に質問する

Hip-Spine分類について尋ねてみましょう。
自分がどのグループに属するのか、それによってどのような術式が推奨されるのかを確認できます。
術式の選択理由や、過去の症例数、合併症の率についても聞いてみることをお勧めします。

納得がいくまで質問リストを作っておくのが良いでしょう。
セカンドオピニオンを検討するのも一つの方法です。手術は人生の中で大きな決断です。
ご自身が納得できるまで情報を集めて、納得して受けることが大切です。

  1. 術前のセルフケアを始める

手術までに時間がある場合は、筋力バランスを改善するエクササイズを始めてみるのも良いでしょう。
日常生活の動作を見直して、股関節に負担がかかる姿勢を改善するのも効果的です。
無理のない範囲で、痛みが出ない範囲で行ってください。痛みが出たら中止して、専門家に相談することをお勧めします。

まとめと次の一歩

腰椎側弯症と股関節の痛みは、密接に関係しています。
Hip-Spine Syndromeという考え方があるように、脊柱と股関節は相互に影響し合うんです。
だからこそ、手術を検討する際は側弯症の有無を考慮した術式選択が重要になってきます。

前方侵入アプローチ、後方侵入アプローチ、側方侵入アプローチ、それぞれに特徴があって、一つがすべての人に最適というわけではありません。
ご自身の脊柱状態、側弯の程度、医師の経験、ご自身の生活スタイルを総合的に判断して選ぶことが大切なんです。

もし、股関節痛で悩んでいて、腰の側弯を指摘されたことがある方は、整体院でアライメントチェックを受けてみるのも一つの方法です。
側弯による荷重バランスの偏りが、股関節痛の一因になっている可能性があります。
ご自身の体の状態を理解することは、手術を検討する上でも、治療法を選択する上でも重要な第一歩になります。

できることから少しずつ、ご自身の体について理解を深めていってください。
一つひとつの情報が、最適な選択をするためのヒントになります!


本記事は一般情報であり、個別の診断・治療を提供するものではありません。痛みや違和感が出たら中止し、必要に応じて専門家へご相談ください。


 

公式LINEから24時間受け付けてます!
お困りのことがありましたら、
いつでもお問い合わせください(^^)/

レッドコード整体

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〒464-0026
愛知県名古屋市千種区井上町117 井上協栄ビル2階
名古屋市営地下鉄東山線「星ヶ丘駅」2番口徒歩2分
愛知、名古屋で脊柱側弯症の治療なら『レッドコード整体』
フィジカルバランスラボ整体院

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

関連記事

  1. 【頚椎症で「首が詰まる」「上を向くと痛みを感じる」人はココを緩めて!】

  2. 【頚部痛:その首の痛み、腹筋トレーニングが原因かも!!】

  3. 【肩こりを改善したいなら「肩甲骨はがし」をやめよう!】

PAGE TOP