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ぎっくり腰にレッドコード整体?痛くて動けない時こそ”免荷”が効く理由

ぎっくり腰3日目でも動ける環境を作る鍵は免荷で、天井ロープに体重を預けて負担を減らし痛みゼロ原則の範囲で動作練習できるため、安静一辺倒より回復を早めやすいと解説。

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この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
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こんにちは!

脊柱側弯症専門のフィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。

 

はじめに

「動きたいけど、動くと痛い。でも動かないと余計に悪くなりそうで…」

先日来院された40代の男性が、そうおっしゃっていました。
ぎっくり腰になって3日目。
仕事は休めないけれど、靴下を履くのも一苦労。
「整体に行きたいけど、触られるのが怖いんです」と、少し困った表情で話されていました。

僕はこういう相談を、本当によく受けます。
ぎっくり腰になると、多くの方が「安静にすべきなのか、動かすべきなのか」で迷われます。
動くと痛いから動きたくない。
でも、ずっと寝ていても良くなる気がしない。
この板挟みの状態が、一番つらいんですよね。

今回は、そんなぎっくり腰の方に知ってほしい「レッドコード整体」という選択肢についてお話しします。
なぜ痛くて動けない時こそ、レッドコードが役に立つのか。
その理由を、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

なぜ「動けない」が続くと問題なのか

まず、ぎっくり腰とは何かを簡単に整理しておきましょう。
ぎっくり腰は、医学的には「急性腰痛」と呼ばれます。
腰の筋肉や関節、靭帯などの組織が、何らかのきっかけで過敏になっている状態です。

「レントゲンを撮っても異常がないと言われた」という経験がある方も多いと思います。
ぎっくり腰の多くは、骨や椎間板の構造的な問題ではなく、筋肉や関節の機能的な問題なんです。
だからこそ、画像検査では映りにくい。

さて、ここからが大事なポイントです。
ぎっくり腰で「動けない」状態が続くと、体はどうなるでしょうか。

痛みがあると、体は無意識にかばう動き(代償動作)をします。
腰が痛いから、背中を丸めて歩く。
前屈みになるのが怖いから、膝だけで物を拾う。
こうしたかばう動きは、短期的には痛みを避けるために役立ちます。

でも、これが長く続くとどうなるか。
かばっている間、本来使うべき筋肉は休んでしまいます。
使わない筋肉は弱くなり、関節は硬くなる。
そして弱くなった部分に、また負担が集まりやすくなる。
痛み→かばう→弱くなる→また痛む、という悪循環が始まってしまうんです。

これは、足を捻挫した時にかばって歩くと、反対の脚や腰まで疲れてくる感覚に似ています。
一時的なかばいは必要でも、長引くと全体のバランスが崩れてしまうんですね。

最近の研究では、急性腰痛の場合「痛みが落ち着いてきたら、できるだけ早く通常の活動に戻る」ことが推奨されています。
安静にしすぎるよりも、痛みの範囲内で動くほうが回復が早いことがわかってきたからです。

でも、ここで多くの方がつまずきます。
「動いたほうがいいのはわかった。でも、どう動けばいいかわからない。動くと痛いし…」。
この「どう動くか」という問題を解決するのが、レッドコード整体の役割なんです。

レッドコード整体の「免荷」という仕組み

レッドコード整体の最大の特徴は、「免荷(めんか)」という仕組みにあります。
免荷とは、体重の一部を預けて負担を軽くする工夫のことです。

具体的には、天井から吊るした赤いロープで体の一部を支えます。
たとえば、仰向けに寝て脚をロープに預けると、腰にかかる重力の負担がぐっと軽くなります。
この状態なら、普段は痛くてできない動きも、痛みなくできることがあるんです。

イメージとしては、プールで水に浮かびながら動く感覚に近いかもしれません。
水中では体が軽くなって、陸上では痛い動きも楽にできることがありますよね。
レッドコードの免荷は、それを陸上で再現しているようなものです。

では、なぜこの免荷がぎっくり腰に効果的なのでしょうか。

ぎっくり腰の方の多くは、「動くと痛い」という経験を繰り返しています。
すると脳は「動く=危険」と学習してしまい、体を守ろうとして筋肉を硬くします。
これが、動きたくても動けない状態の正体です。

免荷環境では、この「動く=危険」という脳のブレーキを少しずつ解除できます。
ロープに支えられた状態で「あれ、この動きは痛くない」という成功体験を重ねることで、脳に「動いても大丈夫」という新しい情報をインプットしていくんです。

どんな流れで施術が進むのか

レッドコード整体は、「評価→介入→再評価」という流れで進みます。

まずは評価です。
どの動きで痛みが出るのか、どこの筋肉が硬くなっているのか、どんな姿勢でかばっているのかを確認します。
ぎっくり腰と一口に言っても、痛みの出方は人それぞれ。
前屈みが痛い人、後ろに反ると痛い人、捻ると痛い人など、パターンはさまざまです。

次に介入です。
評価で見つけた問題に対して、免荷環境で少しずつ動きを取り戻していきます。
たとえば、前屈みで痛みが出る方なら、脚をロープに預けた状態で、腰に負担をかけずに股関節を動かす練習から始めることがあります。

大切なのは、「できる動き」から始めること。
いきなり痛い動きに挑戦するのではなく、今の体でできる動きを丁寧に積み重ねていきます。
小さな成功体験を重ねることで、体も心も「動いて大丈夫」という自信を取り戻していくんです。

最後に再評価です。
介入の前後で、動きがどう変わったかを確認します。
「さっきより前屈みが楽になった」「立ち上がる時の恐怖感が減った」など、小さな変化を一緒に確認することで、回復への道筋が見えてきます。

今日からできること

ぎっくり腰になったばかりの方が、自宅でできる工夫を3つお伝えします。
どれも簡単で、痛みを悪化させにくいものです。
ただし、痛みが強くなる場合は無理せず中止してください。

  1. 痛みが楽な姿勢を見つける(随時)
    まずは「この姿勢なら少し楽」というポジションを探しましょう。
    横向きで膝を軽く曲げる、仰向けで膝の下にクッションを入れる、うつ伏せでお腹の下に枕を入れるなど、人によって楽な姿勢は違います。
    楽な姿勢が見つかったら、そこで体を休ませてあげてください。
  2. 深呼吸でこわばりを緩める(目安:5回×3セット/日)
    痛みがあると、無意識に呼吸が浅くなり、体全体がこわばります。
    楽な姿勢で、鼻から4秒かけて吸い、口から8秒かけてゆっくり吐く。
    これだけでも、緊張した筋肉が少しずつ緩んできます。
    吐く時に「ふーっ」と声を出すと、より力が抜けやすくなります。
  3. 起き上がり方を工夫する(起床時・就寝時)
    ベッドから起き上がる時、腹筋を使って「よいしょ」と起きると腰に大きな負担がかかります。
    代わりに、まず横向きになり、腕で体を押し上げるように起き上がってみてください。
    寝る時も同様に、座った状態から横向きになり、そのまま脚を上げて寝ます。
    この小さな工夫だけで、腰への負担がかなり減ります。

まとめと次の一歩

ぎっくり腰で「動けない」状態が続くと、かばう動きが定着して、かえって回復が遅れることがあります。
大切なのは、痛みを避けながらも、少しずつ動きを取り戻していくこと。

レッドコード整体の「免荷」は、まさにそのための環境を作る方法です。
ロープで体を支え、痛みが出ない範囲で動くことで、脳に「動いても大丈夫」という安心感を与えていきます。

「動くのが怖い」「どう動けばいいかわからない」という方こそ、レッドコード整体が役に立つ場面は多いです。
無理に動こうとするのではなく、安全に動ける環境を整えてから、少しずつ始めていく。
この順番が大切なんです。

次回は「ぎっくり腰はなぜ長引く?
なぜ繰り返す?」
をテーマに、慢性化のメカニズムとレッドコード整体での対応について、もう少し詳しくお話しします。

※免責事項
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療を意図したものではありません。
痛みや不調がある場合、運動中に痛みが出た場合は中止し、必要に応じて医療機関にご相談ください。
2週間以上症状が続く場合は、専門家への受診をおすすめします。
 

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お困りのことがありましたら、
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参考文献

  • Neuracメソッドの科学的根拠に基づく臨床応用レビュー
  • 急性腰痛診療ガイドライン(早期活動復帰の推奨)

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