「脊柱側弯症」になってしまう原因の多くは不明です。
日本に限らず世界にも側弯症学会が存在し、多く研究がされていますが、現時点では確信の原因発見には至っていません。
当院には、多くの脊柱側弯症に悩まれる方が来られ、患者さんにお話を聞き、治療をさせて頂いた経験から、原因は大きく3つあると考えています。
1つ目は、先天的な骨成長の異常や病気
2つ目は、幼少期に受けた極度の精神的ストレス
3つ目は、腰・膝・股関節を痛めたことによる二次被害
1つ目の「先天的な骨や成長に対する異常や病気」は、生まれながらの病気に該当するので、当院には来られません。
2つ目、3つ目の要因で脊柱側弯症になった方は、どちらも過去に数年から10年以上の時間をかけて、少しずつ背骨に負担やストレスを受け続けた結果、背骨のゆがみや変形が生じたと考えられます。
そうした「日常生活の中で」「後天的に」発症した脊柱側弯症の方が当院に来られています。
その上で、気をつけるべきポイントは、『身体に起きた小さな変化を放置しない』ことです。
「脊柱側弯症」は気付かぬうちにじわじわと進行します。
- 少しの姿勢の崩れ
- ちょっとした膝の痛み
- 時々、股関節が詰まる感じがする
「この程度のことで?」と思うようなことが、時間をかけて積み上がり、気づいた時には手遅れになっています。
「脊柱側弯症」にならないためには、敏感に身体の異変に気づくことと、日頃のメンテナンスが重要です。