この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
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こんにちは!
フィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。
今日は、側弯症に関する最新の研究結果についてお話したいと思います。
特に、成長期のお子さんを持つ親御さんにはぜひ聞いていただきたい内容です。
思春期特有の側弯症とその進行リスク
思春期突発性側弯症って聞いたことありますか?
これは、思春期、まさに体の成長が著しい時期に発症する側弯症のことです。
成長期には骨がぐんぐん伸びていきますよね。
その過程で、背骨がねじれて曲がってしまうケースがあるんです。
このカーブがどれくらい進行してしまうのか、多くの親御さんが不安に感じているのではないでしょうか?
リッサースケールと今回の研究内容
今回の研究の重要な指標として、「リッサースケール」というものがあります。
これは、0から5までの6段階で骨の成熟度合いを表していて、数字が大きいほど骨が成熟している、つまり成長が終わっている状態を表します。
今回の研究では、まだ骨の成長が止まっていない、リッサー0から1の子供たち302人を対象に調査が行われました。
ポイントは、
- 背骨の曲がり具合が15度~19度のグループ
- 背骨の曲がり具合が20度~24度のグループ
の2つに分けて、その後のカーブの進行度合いを比較した点です。
衝撃的な研究結果…軽度でも進行する!?
調査の結果、なんと65%もの子供たちの背骨のカーブが5度進行していたんです!
さらに詳しく見てみると、
- 曲がり具合が15度~19度の子供たち
- 曲がり具合が20度~24度の子供たち
どちらのグループでも、約7割が5度の進行を示しました。
つまり、たとえ初期の段階で曲がりが軽度であっても、成長とともに側弯症が進行する可能性は十分にあるということがわかったんです。
これは、側弯症の治療において、非常に重要な意味を持つ研究結果だと言えます。
早期発見・早期治療がカギ
これまで、「曲がりが軽度だから大丈夫」とか「まだ成長期だから様子を見ましょう」といった言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、この研究結果を見る限り、決して安心できる状況ではないと言えます。
むしろ、骨が未成熟な成長段階だからこそ、積極的に治療に取り組む必要性があると僕は思います。
今回の研究論文では、様々な先行研究を参考にしながら、
「なるべく早期に介入し、治療を開始することが重要である」
と結論づけています。
成長の過程で背骨のカーブがさらに大きくなる可能性を考えると、なるべく早い段階で適切な治療やサポートを提供することで、その後の進行を抑制できる可能性が高まるわけです。
親御さんへ:お子さんの姿勢に気を配ろう
この研究結果を踏まえて、親御さんにぜひ知っておいていただきたいのは、
お子さんの姿勢に日頃から気を配り、少しでも異変を感じたら早めに専門機関に相談すること
の大切さです。
側弯症は、早期発見・早期治療によって進行を食い止めることができる可能性があります。
少しでも不安を感じたら、専門家の意見を聞くようにしましょう!
◆参考文献:[思春期特発性側弯症の湾曲が15°~24°の骨格が未熟な患者は進行リスクが高い]
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