この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
こんにちは!
フィジカルバランスラボ整体院、院長の奥村龍晃です。
今回の記事は、夏場によく見られる症状の一つ、「足がつる」という症状について詳しくお話ししていきたいと思います。
夏になると夜寝てる時に「足がつって目が覚めた」なんて日が増えませんか?
脊柱側弯症の方は、体のバランスが崩れやすいため、足がつりやすい傾向にありますが、側弯症の方以外でも、一般的に多い症状です。
ですが、原因を知って適切な対策を取れば、足がつる頻度を減らすことができますよ。
それでは、足がつる原因と対策について、順番に見ていきましょう!
水分不足に要注意!
まず最初に挙げられるのが、水分不足です。
特に脊柱側弯症の方は、体の歪みによって筋肉の緊張が高まりやすく、普通の人よりも水分を必要とします。
夏場や運動中はもちろんですが、普段の生活でも意識して水分を取るようにしましょう。
確かに、寝る直前にたくさん飲むと、夜中にトイレに行く回数が増えてしまうのですが、夏場は”寝汗”をかく量も増えるので、体から水分が抜けやすいです。
なるべく普段から小まめに水分補給をしてくださいね!
ミネラル不足にも気をつけて
次に気をつけたいのが、ミネラル不足です。
カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラルは、筋肉の収縮と神経伝達に重要な役割を果たします。
おすすめなのは、以下の食品↓
- カルシウム:乳製品、小魚、海藻類
- マグネシウム:ナッツ類、大豆製品、緑黄色野菜
- カリウム:バナナ、トマト、ミカン
- ナトリウム:味噌汁、スポーツドリンク(ただし摂りすぎに注意)
これらの食品をバランスよく摂取することで、ミネラル不足を防ぐことができます。
加齢と筋肉量の減少
年齢を重ねるにつれて、誰でも筋肉量が減少していきます。
50歳を過ぎると、「足のつりを経験する人が増える」なんてデータもあるくらい。
これは、筋肉量の減少と血行不良が原因だと考えられています。
人間という生き物は老化には抗えないので、まずは適切な運動と栄養摂取で、筋肉量の減少を遅らせることから始めましょう!
いきなり「筋肉を増やそう」なんて考えずに、無理のない範囲から少しずつ続けていくことが大事です!
おすすめは、軽い筋トレやヨガですね。
特にもも裏(ハムストリングス)やお尻(大臀筋)の筋トレは、筋力を維持するだけでなく、腰痛や脊柱側弯症の症状改善にも効果です。
しかも人間の体の中で1番代謝の上がりやすい筋肉なので、痩せやすい体質になって一石二鳥です!
運動不足と疲労にご用心
運動不足も足がつる大きな原因の一つです。
腰や膝に痛みがあると、どうしても運動を避けがちですが、それが逆効果になってしまうことも。
だからといって急に激しい運動を始めると、筋肉疲労から足がつることもあります。
大切なのは、少しずつに運動量を増やしていくことです。
おすすめは、まずは1日10分程度のウォーキング!
慣れてきたら、少しずつ時間や距離を延ばしていきましょう。
運動の前後にはしっかりとストレッチをしてくださいね!
冷えと寒暖差に注意
冷えや急激な寒暖差も、足がつる原因になります。
夏場のエアコンの効いた部屋では、足先やふくらはぎや冷えてしまって血行が悪くなり、足がつりやすくなります。
長時間、エアコンの効いた部屋にいる時は、長ズボンを履くなどして、皮膚や筋肉が冷えないように気をつけてください!
エアコンをかけたまま寝る時も同じように、足が冷えないようにしましょう!
ストレスも原因の1つ
ストレスも足がつる原因の一つです。
実はストレスが溜まると、筋肉が緊張しやすくなり、足がつるリスクが高まります。
ストレス解消法は人それぞれですが、軽い運動やストレッチをしたり、ゆっくりお風呂に入るのもおすすめです!
血行が良くなる入浴剤を使うのもいいですね(^^)
病気の前兆症状かも
足がよくつる場合、何か病気が隠れている可能性もあります。
例えば、糖尿病、脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症、椎間板ヘルニアなどの病気が、足のつりの原因になることがあります。
足がつる”だけ”なら、まだ”前兆症状の段階”なので、過度に怖がる必要はありません。
ですが、もし足のつりが頻繁に起こる、または痛みを伴う場合は、一度病院を受診することをおすすめします!
栄養バランスの改善で体質改善
最後は、栄養バランスについて。
特に注目したいのが、以下の栄養素です↓
- カルシウム:骨の健康に欠かせません
- マグネシウム:筋肉の緊張を和らげます
- ビタミンD:カルシウムの吸収を助けます
- ビタミンB群:神経系の機能をサポートします
これらを意識的に摂ってもらい、体の中から予防できると最強ですねp(^_^)q
まとめ
今回は、足がつる原因と対策について詳しく解説していきました。
ここで紹介した対策を少しずつ生活に取り入れていけば、必ず改善が見られるはずです。
- こまめな水分補給
- バランスの取れた食事でミネラル補給
- 適度な運動と十分な休息
- 冷え対策
- ストレス管理
- 定期的な健康チェック
一朝一夕で目に見えた効果が出なくても、ぜひ続けてみてほしいです!
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