この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは!
フィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。
今日は、ある患者さんとの会話を基に、
歩き方の意識によって「膝の痛み」を改善した事例についてお話しします。
特に登山が好きな方に参考になる内容だと思いますので、
ぜひ最後までお付き合いください(^^)/
患者さんの症状と改善の経緯
以前の状況:痛みと違和感
この患者さんは以前から、山から降りてきた後に右膝に痛みを感じていました。
登山中は必死に登っているし、景色を楽しんでいるので、
そこまで膝の痛みは気にならないそう。
ですが、下山の終盤や、帰ってきたからの日常生活で、
歩く際に違和感を感じるようになったそうです。
膝の痛みが出る要因を分析
筋肉の硬さや、膝関節の捩れ、炎症などはもちろん気にしますが、
僕が特に注目したのは『歩き方』でした。
- 登山中は痛みは気にならない
- 下山後に痛みを感じるようになる
- 常に痛いわけではない
これらの患者さんからの訴えから分析をすると、
”下り傾斜を歩くと痛みが出るのではないか?”という仮説を立てました。
歩き方の見直しとポイント
上記の分析をもとに膝の治療をしつつ、
歩き方を見直すことを始めました。
具体的には以下のポイントに注目↓
- 土踏まずの意識
- 重心のコントロール
- 股関節を使って歩く
患者さんには、これらのポイントを意識してもらい、
痛みの変化を確認してもらいながら、日常生活や山歩きを楽しんでもらいました。
改善の兆し
約3週間後、患者さんは驚いた表情で来院されました!
- ほとんど違和感や痛みを感じなくなった
- 歩き方がわかった感じがする
- 山から降りた後も痛みがない
「こんなに劇的に変わるんですね!」と、
すごく興奮しているのが伝わってきます(^^)
歩き方の意識:具体的なアドバイス
1. 土踏まずの意識
患者さんの場合、”つま先に体重をかけてしまう”クセがありました。
つま先に体重がかかってしまうと、膝の前側に負担がかかります、
なので、土踏まずを意識することで、膝に負担のかからない歩き方ができるようになります。
ポイント:
- 土踏まずで地面を捉える
- つま先重心になったり、前のめりにならない
2. 重心のコントロール
次に、重心を適切にコントロールすることで、膝への負担を軽減していきます。
これも土踏まずを意識することと同じで、
”つま先重心”にならないように気をつけていきます。
ポイント:
- 体の中心がぶれないように意識する
- 重心が外側に行き過ぎないよう注意する
3. 股関節を使って歩く
最後は「股関節の使い方」です。
膝やつま先に頼った歩き方をしていると、
必ず”歩幅が小さく”なっていきます。
実は歩幅が小さくなると膝に負担がかかりやすくなるので、
長時間歩くと膝が痛くなってしまうんです。
ポイント:
- 股関節を大きく使う
- 歩幅を大きくすることを意識する
登山愛好家の方へのアドバイス
この患者さんの経験は、登山を楽しむ多くの方にも当てはまります。
山歩きは通常の歩行よりも体への負担が大きいため、
正しい歩き方の意識はより重要になってきます!
標高差を考慮した山選び
患者さんは、治療期間中は以下のような山選びをしていました。
- 標高差が大きすぎない山を選ぶ
- 登山口が車で行ける場所を選ぶ
- 2000m以下の標高を目安にする
無理をして痛みを悪化させてしまったり、
治療が長引いてしまっては本末転倒です。
整体的アプローチ:全身のバランスを整える
歩き方の改善に取り組んでもらいつつ、
レッドコード整体で全身の姿勢のバランスを整えていきました。
膝の痛みと姿勢はあまり関係ないと思うかもしれませんが、
実はそんなことはないんです!
姿勢が歪むとつま先重心になりやすかったり、
骨盤の歪みから膝に負担をかけやすくなってしまいます。
人間の体の大黒柱は”背骨”なので、
枝葉の膝だけでなく、幹の部分に着目することも大事です!
施術後、患者さんのは、
- 膝の上の奥の硬さがなくなった
- 足首のが曲げやすくなった
- 足の裏がしっかりと地面についてる感じがする
と、変化を実感してくれたみたい(^^)
自宅でできるケア
登山を続けながらの治療なので、
自宅でのセルフケアもお願いします!
- ストレッチ:特に足首や膝周りのストレッチを行う
- マッサージ:かかとや足裏のマッサージで血行を促進
- バランス訓練:片足立ちなどで体のバランス感覚を養う
これらをできるだけ毎日続けてもらい、痛みの再発を防いでもらいます!
まとめ:歩き方次第で膝の痛みはなくなる
今回は登山が大好きな患者さんを例に、
『歩き方』について書いていきました!
- 『歩き方』を意識することで、痛みや違和感は大きく改善できる
- 日常生活での意識が、趣味の登山にも良い影響を与える
- 段階的な挑戦(適度な標高の山から始めるなど)が大切
- 全身のバランスを整えることで、より効果的な改善が見込める
歩き方の改善は、コツを掴めばそんなに難しくはありません。
「歩き方を習う」ということがないので、
イメージが湧かないだけなんです。
痛みや違和感で登山を諦めている方、
日常生活で歩くのがつらいと感じている方、
ぜひこの記事を参考に、自分の歩き方を見直してみてください!
登山に限らず、マラソンや運動をしている方にもおすすめします!
公式LINEから24時間受け付けてます!
お困りのことがありましたら、
いつでもお問い合わせください(^^)/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〒464-0026
愛知県名古屋市千種区井上町117 井上協栄ビル2階
名古屋市営地下鉄東山線「星ヶ丘駅」2番口徒歩2分
愛知、名古屋で脊柱側弯症の治療なら『レッドコード整体』
フィジカルバランスラボ整体院
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー