この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
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こんにちは!
フィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。
「肩が内側に入ってしまう…」
「長時間作業すると首までガチガチに…」
デスクワークをしていると、このような悩みを抱えていませんか?
実は、肩が内側に入る姿勢は、肩こりだけでなく、
首こりや頭痛、さらには呼吸が浅くなるなど、
様々な体の不調につながる可能性があります……
今回は、実際に当院に来られた患者さんとの会話を元に、
デスクワークで肩が内側に入る原因と、
その改善策について詳しく解説していきます!
あなたの肩も?!無意識に「巻き肩」になっているかも…
まずは患者さんのお話を聞いてみましょう。
患者さん: 「最近、異常に肩が凝るんです。ずっとこの状態が続いていて…」
奥村: 「確かに、肩が巻いている状態ですね。
腕を前に伸ばしてみてください。肘のシワがどこを向いていますか?」
患者さん: 「内側を向いています…」
奥村: 「それが肩が内側に入っている証拠です。
本来であれば、肘のシワは正面を向いているのが自然な状態なんですよ。」
会話と姿勢のチェックから、
患者さんは「巻き肩」と呼ばれる状態になっていることが分かりました。
巻き肩とは、肩が内側に入り込み、背中が丸まった状態のこと。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることで、
肩や胸の筋肉が緊張し、硬くなってしまうことが原因の一つとして挙げられます。
巻き肩を放置するとどうなる?
「巻き肩は見た目が悪いだけじゃないの?」
「少し肩が凝るくらいだし…」
そう思っていませんか?
巻き肩を放置すると、肩こり以外にも、
以下のような症状が現れる可能性があります。
- 首こり
- 五十肩
- 頭痛
- 呼吸が浅くなる
- めまい
- 自律神経の乱れ
さらに、猫背気味になりやすく、
見た目の印象にも影響を与えてしまうことも。
特に厄介なのは、「五十肩」になりやすくなってしまうこと!
五十肩は、肩に強い痛みを発生させるのはもちろんのこと、
段々と肩が動かなくなっていき、
最終的には「お尻が拭けなくなる」ほどに関節が硬直してしまう、
本当に恐ろしい病態なんです!!
姿勢改善のカギは「肘のシワ」にあり!
巻き肩改善のポイントは、ずばり!!
「肘のシワ」にあります!
奥村: 「巻き肩を改善するには、肘のシワを意識することが重要です。
肘のシワが正面を向くように意識して、腕を外側に開くように動かしてみましょう。」
日常生活の中で、肘のシワを意識する機会は少ないかもしれません。
でも、巻き肩改善のためには、この「肘のシワ」を意識することが非常に大切です。
今日からできる!簡単ストレッチで肩スッキリ
【肩甲骨ストレッチ】
患者さんの主訴は「肩こりが辛い」とのことなので、
デスクワーク中でもできる肩甲骨周りのエクササイズを紹介しました。
- 両手を肩に乗せ、肘を大きく回すように、肩甲骨を動かす
- 前回し、後ろ回しをそれぞれ10回ずつ行う
- 肩甲骨を意識しながら、ゆっくりと呼吸を続ける
このストレッチは、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、
肩や首の動きをスムーズにする効果が期待できます。
整体師からのアドバイス:体の「リセット」が重要!
奥村: 「体に緊張が蓄積すると、肩が内側に入った状態が楽だと勘違いしてしまうことがあります。
定期的に体をリセットすることが大切ですよ。」
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていると、
知らず知らずのうちに体に負担がかかっています。
こまめな休憩やストレッチ、そして痛みが出る前に治療を受けるなど、
体を「リセット」してあげる習慣をもてるといいですね(^^)