フィジカルバランスラボ整体院

【脊柱側弯症専門】星ヶ丘駅 徒歩2分

ご案内
アクセス
ご予約
ブログ
大人の側弯症

側弯がある大人の腰痛、長く立つとつらいときに見直したいこと

40〜50代の大人の側弯症で長く立つと腰がつらいときは、前に倒れないための頑張りすぎが重なっていることがあります。2005年と2017〜2020年の研究を踏まえ、呼吸、片足のせ休憩、負担観察の3ステップで整理する考え方を解説します。

プロフィール写真

 

 

 

 

 

この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは!

脊柱側弯症専門のフィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。

 

はじめに

「買い物の途中から腰が重くなるんです」
「キッチンに立っていると、だんだん片側の腰ばかりつらくなります」

40代後半から50代で側弯症がある方から、こうした相談を受けることは少なくありません。
座っているときより、立っているときのほうがしんどい。
しかも、休むと少し楽になる。

このパターンは、気合いや筋力不足だけでは説明しにくいことが多いんです。

先日いらした50代女性の方も、若い頃から背骨の曲がりを指摘されていました。
最近は家事を続けると右の腰が先に張り、しばらくするとお尻の横まで重くなるとのことでした。
話をうかがうと、痛みが出るのは「立ち続けたあと」に偏っていて、少し前かがみで休むと落ち着きやすい状態でした。

僕が最初にお伝えしたいのは、長く立つと腰がつらいのは、背骨の形だけの問題ではないということです。
大人の側弯症では、背骨の並び方(アライメント)に加えて、骨盤の傾きや胸郭、つまり胸のかごの動き、股関節の使い方が重なって、立っているだけでも身体が頑張り続けやすくなります。
だからこそ、痛みだけを見るより、「どうやって立ち続けているか」を一緒に整理することが大切です。

なぜ起こるのか

大人の側弯症で立位の腰痛が出やすくなる背景には、前に倒れないようにする代わりの頑張りがあります。
2005年の多施設研究では、背骨全体の重心線が前へずれるほど、生活のしづらさや痛みの指標が悪くなる傾向が報告されました。
これは「角度が大きいと全員が痛くなる」という意味ではありませんが、身体が本来の省エネ姿勢から外れるほど、腰まわりの筋肉が長く働き続けやすいことを示しています。

さらに、立って撮るレントゲンではそこまで前かがみに見えなくても、歩いたり立ち続けたりすると姿勢が崩れやすい方がいます。
2017年の研究では、成人の脊柱変形がある方は、立位より歩行時の体幹前傾が大きくなりやすく、特にPI-LLミスマッチ、つまり骨盤の形に対して腰の反りが足りない人ほど、その差が出やすいと報告されました。
たとえるなら、写真を撮る一瞬だけ姿勢を整えられても、動画になると頑張りが続かず前に流れてしまうようなものです。

2020年の研究でも、10分歩いたあとに背骨の前後バランスが大きく崩れ、腰痛や前かがみ感が強くなるタイプが確認されています。
ここで大事なのは、長く立つと腰が痛い人の中には、静止画では見えにくい「動くと崩れる」特徴があるかもしれない、ということです。

一方で、この研究は後ろ向き研究で、しかも専門施設の患者さんが中心です。
すべての方に同じように当てはまるわけではありません。

そして、保存的な対応、つまり手術以外の方法については、2020年の系統的レビューで、研究の数そのものが少なく、注射や装具でも確かさは高くないと整理されています。
運動や整体的なケアがまったく意味がない、という話ではありません。
ただ、「これさえやれば立位の腰痛が変わる」と言い切れる段階ではない、ということです。
だから僕は、強い断定よりも、日常の負担を減らす方向で考えるのが安全だと思っています。

解決の方向性

僕が現場で大切にしているのは、今の状態を確認すること、無理のない調整を進めること、変化を確かめることの3段階です。
まず確認したいのは、「何分くらい立つとつらくなるか」「どちらの腰が先に重くなるか」「少し前かがみになると楽か」です。
ここが見えてくると、腰だけが悪いのか、骨盤や胸郭の使い方まで含めて見たほうがいいのかが整理しやすくなります。

次に、調整を始めるときは、腰を反らせて真っすぐ立とうとしすぎないことが大切です。
大人の側弯症がある方は、まっすぐを目指しすぎるほど、かえって背中や腰の筋肉が踏ん張り続けてしまうことがあります。
まずは呼吸で胸郭の硬さを下げ、骨盤が後ろへ逃げすぎない位置を見つけ、股関節と体幹で体重を分け合えるようにしていく。
この流れのほうが、立位のしんどさを整理しやすいことが多いです。

最後に、変化は「痛みがゼロになったか」だけで見ません。
10分立ったときの重さ、洗い物のあとに休みたくなる早さ、買い物中の前かがみ感など、生活に近い指標で見ていきます。
数字だけでなく体感も一緒に追うと、無理なく続けやすい方法が見つかりやすいんです。
もし安静でも強い痛みが続く、しびれが強い、脚の力が抜ける、排尿排便の異常がある場合は、セルフケアより先に医療機関での確認を優先してください。

今日からできること

次の3つは、長く立つと腰がつらくなりやすい40〜50代の方が、自宅や職場で始めやすい内容です。
すべて痛みが出ない範囲で行い、痛みが出たら中止してください。

  1. 10分立ったあとの腰の重さを一言メモする(目安:1日1回)

    洗い物や歯みがきのあとに、「右腰が重い」「前かがみだと楽」など一言だけ記録します。
    原因を決めるためではなく、負担が増える場面を見つけるための観察です。

  2. 片足を低い台にのせて30秒休む(目安:左右30秒を2セット)

    雑誌1冊分くらいの高さでも十分です。片足を少し高くすると、腰を反らせ続ける力みが抜けやすい方がいます。
    左右で楽さに差があっても、無理に長く続けず、呼吸が止まらない範囲で行ってください。

  3. 壁もたれで吐く呼吸を5回行う(目安:5呼吸を2〜3セット)

    後頭部ではなく背中とお尻を壁に軽く当て、息を吐きながらみぞおちを少し下げます。
    吸う息では肋骨を横に広げる意識です。
    胸郭の動きが出ると、腰だけで立とうとする頑張りが和らぎやすくなります。

まとめと次の一歩

大人の側弯症で長く立つと腰がつらいときは、背骨の曲がりだけでなく、前に倒れないための踏ん張り、骨盤と胸郭の硬さ、立位を保つための代わりの動きが重なっていることがあります。
研究からも、立位の画像だけでは見えにくい崩れや、前後バランスと生活のしづらさの関連が示されています。

ただし、研究の多くは観察研究で、保存的な方法の証拠もまだ十分とは言えません。
だからこそ、強い言い切りではなく、今の自分の負担パターンを知って、少しずつ減らしていく考え方が現実的です。

もし「立っているときだけ腰がつらい」「少し前かがみでないと持たない」「股関節やお尻まで張ってくる」という場合は、背骨だけでなく、骨盤や呼吸、股関節の使い方まで含めて身体を見てもらうことをおすすめします。
40代後半から50代は、日常動作の工夫で変化をつかみやすい時期でもあります。
できることから少しずつ、一緒に整理していきましょう!

参考文献

※免責事項
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療を意図したものではありません。
痛みや不調がある場合、運動中に痛みが出た場合は中止し、必要に応じて医療機関にご相談ください。
2週間以上症状が続く場合は、専門家への受診をおすすめします。
 

公式LINEから24時間受け付けてます!
お困りのことがありましたら、
いつでもお問い合わせください(^^)/

 

レッドコード整体
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〒464-0026
愛知県名古屋市千種区井上町117 井上協栄ビル2階
名古屋市営地下鉄東山線「星ヶ丘駅」2番口徒歩2分
愛知、名古屋で脊柱側弯症のお悩み相談なら『レッドコード整体』
フィジカルバランスラボ整体院

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

関連記事

  1. 【頚椎症で「首が詰まる」「上を向くと痛みを感じる」人はココを緩めて!】

  2. 【頚部痛:その首の痛み、腹筋トレーニングが原因かも!!】

  3. 【肩こりを改善したいなら「肩甲骨はがし」をやめよう!】

PAGE TOP