フィジカルバランスラボ整体院

【脊柱側弯症専門】星ヶ丘駅 徒歩2分

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脊柱側弯症

手術なしでもラクになる!脊柱側弯症と腰痛から解放される新常識 ~僕が伝えたい背骨ケアのポイント~

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この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
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こんにちは!

脊柱側弯症専門のフィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。

 

今回は、「脊柱側弯症と診断されたけれど、手術には抵抗があるし、できるだけ日常生活を楽に過ごしたい……」と悩む方へ向けて、少し専門的な研究をやさしく噛み砕きながらお話したいと思います。

実は、僕の整体院にも「腰が痛くて家事や仕事が大変」「姿勢が気になるけどどうすればいいかわからない」というご相談が多く寄せられるんです。
特に40代後半から50代後半の女性の方は、これまで頑張ってきたツケが腰に出てきてしまう方が少なくありません。

そこで今回は、脊柱側弯症の研究でわかった「背骨の曲がり具合や手術をするときのポイント」と「整体でできるケア」を、僕なりにまとめてみました。
手術をしない選択をされたい方や、まずは痛みを緩和して生活を楽にしたい方に役立つ情報をお届けしたいと思います。

僕たちの背骨はどうして曲がるの?

まず、「脊柱側弯症(せきちゅうそくわんしょう)」とは、背骨が正面から見て左右どちらかに曲がってしまう状態のことを指します。
ときには”ねじれ”も伴ってしまうので、完全に“まっすぐ”には見えなくなり、腰痛や背中のハリなどの原因にもなります。
特に思春期にあらわれる特発性側弯症というタイプが多いですが、大人になってから進行するケースもあります。

脊柱側弯症が進行すると、以下のような悩みが増えるのが特徴です。

  • 腰痛がひどくなる
  • 長時間同じ姿勢を保つのがつらい
  • ウエスト周りの左右差がはっきりしてくる
  • 体が疲れやすく、日常動作がおっくうになる

そして背骨が曲がっていると、体を支える筋肉バランスも崩れがち。
筋肉が固くなりやすい部分と、伸ばされやすい部分の差が大きくなるので、結果的に腰や背中に痛みが出る人が多いです。

研究でわかった背骨の「重症度」と器具への負担

実は最近、脊柱側弯症の研究でちょっとおもしろい論文があったんです。

それは「思春期特発性側弯症の外科的矯正」に関するもので、64人の患者さんの背骨を3次元のモデルにして色々な手術方法をシミュレーションしたという研究でした。
もちろん、ここでは手術の話が中心でしたが、「背骨がどのくらい曲がっているか」「ねじれ具合はどうか」という“重症度”によって、手術の後に使うロッド(背骨を支える棒)やネジにかかる負担が大きく変わるということがわかったそうです。

ただ、僕が注目したのは「曲がりやすい人は、やっぱり周囲の筋肉や関節に負担がかかりやすい」という点です。

これは手術の有無にかかわらず、背骨が大きく湾曲・ねじれている方が痛みを引き起こしやすくなる一因になっている、という考え方に通じるからなんですね。

手術しないで痛みを楽にするには?

この研究自体は「どう器具を入れれば負担が減るか」という観点でしたが、じゃあ「手術をしない」という場合はどうすれば良いのでしょう?
大切なのは、以下のようなポイントです。

  1. 自分の背骨の状態(曲がり方・ねじれ具合)を理解する
  2. 背骨まわりの筋肉や、骨盤・肩まわりとのバランス調整をする
  3. 無理なく実践できるストレッチや体操で、曲がりをこれ以上悪化させない

いずれもイメージしづらいと思うので、詳しく説明していきますね。

1. 自分の背骨の状態を理解する

すでに病院で診断を受けている方は、背骨の“コブ角”とか、どの椎骨が曲がっているか詳しい説明を受けたかもしれません。
「自分の背骨はどの方向にどのくらい曲がっているのか」を知っておくだけでも、セルフケアに役立ちます。

例えば右に大きく曲がっている方は、右側の背筋が硬く縮みやすい一方で、左側は伸ばされやすくなるなどのアンバランスが起こります。
「伸びやすい側はストレッチしすぎない」「縮みやすい側を優しくほぐす」など、対処法が少し変わってくるんですね。

2. 背骨まわりの筋肉や、骨盤・肩まわりとのバランス調整

背骨の曲がりが気になっている人にとって、骨盤と肩まわりの位置関係はすごく大事です。

実は、骨盤が前傾しすぎていたり、後ろに倒れすぎていたりすると、そのぶん背骨でバランスを取ろうとしてしまい、曲がりが強まりやすいケースもあります。

僕が整体で意識しているのは、「背骨そのものにいきなり強い力を加えない」ということ。
まずは腰・骨盤・肩甲骨あたりの筋肉を丁寧にほぐして、少しずつ背骨を動かしやすい状態を作ります。

それからゆるやかに正しい姿勢の方向に導くんですね。
これによって、急に骨を動かして強い痛みを出すリスクが減らせますし、一時的ではなく長い目で見たときに楽な姿勢をキープしやすくなります。

3. 無理なく実践できるストレッチや体操

「側弯症に効く体操はありますか?」とよく質問をいただきます。

でも実は、人によって曲がり方も違うし、筋肉のつき方・柔らかさ・生活習慣も様々です。
そのため「これをやれば絶対に良くなる!」という体操は存在しません。

ただ、共通して言えるのは「痛みが出るほど強くやらないこと」と「こまめに続けること」が大事だということです。

例えば、寝る前に5分だけゆっくり腰回りを伸ばす、朝起きてから軽めに背中をねじってみる、深呼吸しながら背筋を伸ばす──

そんな小さな習慣の積み重ねが大切です。

もしセルフケアで痛みが増すようなら、そこでやめて無理をしないこともポイントです。
痛みがなかなか引かない場合は、整体や病院で相談しながら次のステップに進むほうが安全だと思います。

「上手に体と付き合う」ために僕が伝えたいこと

僕は整体師として、背骨が曲がっている方に向き合うとき、次の3つの姿勢を大切にしています。

  • 「すぐに真っすぐにしよう」と焦らない
  • 「骨」だけではなく「筋肉と骨格の全体バランス」を見る
  • 「続けてもらえるセルフケア」を一緒に考える

脊柱側弯症のように骨格が大きく変形してしまう場合、完全に左右対称に戻すのは難しいことも多いです。
特に成人してから曲がりが定着している場合は、誤った無理な矯正がかえって痛みや不調を招きかねません。
だから「今の背骨をどうやって負担が少ない状態にしていくか」を考えるほうが、実は大切なんです。

研究で見る「手術」と整体でできる「手入れ」の違い

先ほどの研究は、主に手術でネジやロッドを入れるときに、どこにどんな負担が生じるかを調べたものでした。
だけど、実際には「手術はちょっと怖い」「そこまで大掛かりにしたくない」という方も多いですよね。
僕の整体院にもそういうご相談をいただくことがよくあります。

手術というのは大きな矯正力で背骨の変形を整える方法です。
一方、整体などの保存療法は大きな矯正力こそないものの、一時的な体への衝撃は小さく、毎日のケアで痛みをやわらげ、曲がりがこれ以上進まないようにサポートする方法だと考えてください。

僕の整体院での施術例

たとえば、実際に脊柱側弯症と診断された50代の女性で、腰痛のせいで長時間の立ち仕事がつらいというご相談がありました。

僕がまず行なったのは、骨盤と肩甲骨周辺の筋肉をゆるめる施術です。
姿勢を最後までチェックしてみると、意外にも「背骨そのものを直接強く矯正しなくても、周りがほぐれるだけで痛みがずいぶん軽減してきた」ということがありました。

その方は、腰や背中の痛みが緩和されてくると、普段の生活でも「ちょっと背筋を伸ばそう」という意識がわきやすくなり、自宅でも簡単なストレッチを続けてくださっているそうです。
もちろん、曲がりはゼロにはなりませんが「痛みが前よりもずいぶん楽になりました」という声をいただけると、僕としてもうれしいです。

研究から職場や家庭でのセルフケアへ

手術の話がメインの研究でも、「背骨が曲がっている人ほど何らかのアプローチが必要」ということは共通しています。
だからこそ、僕たち整体師や皆さん自身も、曲がりの程度や悪化を予防する思考が大切なんですよね。

職場や家庭で気をつけられる点としては、以下のような工夫があります。

  • 長時間座るときは、なるべくこまめに席を立って体を動かす
  • 片側だけに荷物をかけ続けないように調整する
  • イスに座るときは、足裏がしっかり床につく高さにする
  • 呼吸を意識して深く、ゆったり体をゆらしてみる

ほんの少しの姿勢の変化やごく短いストレッチも、「曲がりをいきなり直す」のではなく「体の負担を少しずつとる」という発想で取り組むと、腰痛や不安感の軽減につながりやすいように感じます。

まとめ: 今の体を大事にして、これ以上の悪化を防ぐ

最後に、僕がいちばん言いたいのは「手術をしないにしても、今の背骨をできるだけ傷めないように工夫するのが重要」ということです。

もちろん、痛みや変形の度合いによっては、いずれ手術を検討するケースもあるかもしれません。
けれど、その前にできることはたくさんあります。

  • 背骨の曲がり方や体の状態を正しく理解する
  • 体全体のバランスを整えるケアや施術を受ける
  • 自宅でも続けやすいセルフケアを習慣にする

この3つを意識して、少しでも腰痛が軽くなり、毎日が楽に過ごせるようになったらいいですよね。

僕の整体院では、カウンセリングでじっくりお話をうかがってから施術方針を考えるようにしています。
もしお悩みがある方は、一度お気軽にご相談ください。

あなたが日常生活を笑顔で送れるよう、僕がお手伝いできればうれしいです。

 

公式LINEから24時間受け付けてます!
お困りのことがありましたら、
いつでもお問い合わせください(^^)/

 

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