フィジカルバランスラボ整体院

【脊柱側弯症専門】星ヶ丘駅 徒歩2分

ご案内
アクセス
ご予約
ブログ
脊柱側弯症

思春期脊柱側弯症を抱えるお子さんとご家族へ ~心と身体、そして未来へつなぐ安心のサポートガイド~

プロフィール写真

 

 

 

 

 

この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは!

脊柱側弯症専門のフィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。

 

思春期脊柱側弯症(AIS)とは、お子さんがちょうど思春期に差しかかる頃に、背骨が左右に湾曲してしまう症状を指します。

特に成長期の子どもに多く見られ、性別でいえば女の子に多い傾向があります。
この症状は、単純に姿勢の問題だけでなく、長期的な健康や心理面、そして日常生活にも影響が及ぶ可能性があるため、親御さんとしては不安を感じることも多いかもしれません。

ここでは、最新の研究報告をもとに、思春期脊柱側弯症を抱えるお子さんがどのような点で悩みや不安を抱えやすいのか、その主な懸念事項をいくつかご紹介し、その上でご家族としてできるサポートや心のケアについて丁寧にお伝えします。

はじめに

まず知っておきたいのは、思春期脊柱側弯症をお持ちのお子さんは、身体面はもちろん、日常生活や心理社会的な側面でも様々な懸念を抱えやすいということです。

特に思春期は、心身ともに発達の大きな節目であり、自分自身の身体的な変化や対人関係、将来への期待と不安が入り混じる時期でもあります。
そのようなデリケートな時期に背骨の湾曲という問題が加わることで、不安や悩みがより大きく感じられてしまうことは想像に難くありません。

主な懸念事項

医学的な懸念事項

思春期脊柱側弯症における最大の懸念点として挙がるのは、手術などの治療にまつわる医学的リスクです。
側弯が進行してしまい、手術が必要になった際には、神経学的な合併症への不安や、手術後の痛みが長引くことへの恐れがつきまといます。

また、将来にわたる身体機能への影響も大切なポイントです。
成長が一段落しても、背骨のゆがみが残れば、将来の姿勢や体の使い方、運動習慣などに制限を感じることがあるかもしれません。
こうした医学的懸念は、単なる「姿勢の問題」とは異なり、親御さんとしてはどうしても心配が募る部分でしょう。

日常生活への影響

お子さんが側弯症を抱えていると、日常生活にもさまざまな影響が出る可能性があります。

例えば、体育の授業や部活動、趣味のスポーツなど、思いきり体を動かす場面で痛みや違和感を感じることもあります。
また、姿勢の崩れや柔軟性の低下により、一般的な身体機能が低下することもあり、これが日常的な疲れやすさ、集中力低下につながる場合もあります。
さらに、体力やフィットネス面での制限が、長い目で見て健康的なライフスタイルを送る上でのハードルになり得る点は心配されるところです。

心理社会的な問題

思春期は心の揺れ動く時期です。

その中で、側弯症という身体的問題が加わると、心理面での負担はより複雑なものになります。
例えば、装具(コルセット)の着用が必要な場合、見た目の変化や他人の視線を気にして不安を抱えたり、気分が落ち込んで抑うつ的になることがあります。
自己イメージが歪んでしまったり、自尊心が低下したりするケースも報告されています。

思春期は、外見や周囲からの評価をとても気にする時期なので、背中のカーブに対するコンプレックスが強まることも多いようです。

さらに、社会的な影響も無視できません。クラスメイトや友人との関係で自分だけが特別な配慮を必要とすることに対する後ろめたさや恥ずかしさ、家族の中でも側弯症に対する理解度やサポートの仕方が難しく感じられることで、家庭内の雰囲気に影響が及ぶこともあります。
学校生活では、体育が苦手になったり、校外学習やキャンプなどの行事で「みんなと同じ空間で着替えをしなければいけない」イベントに参加しづらくなったりと、さまざまな場面で制約を受けるかもしれません。

長期的な懸念

思春期は一過性のものですが、その時期に形成された身体の状態や心のあり方は、成人後の健康や生活にも影響を与えます。

側弯症を持ったまま成人すると、将来的に腰痛や背中の痛みが続くリスクや、慢性的な体の不調に悩まされる可能性があります。
社会生活においても、長期的な体調不良が職業選択や活動範囲の制限につながる懸念があるため、親御さんとしては今のうちに何かできることはないかと考えるのは当然でしょう。

包括的なケアが求められる理由

思春期脊柱側弯症に伴うこれらの課題は、単独で起こるわけではなく、互いに影響し合います。

たとえば、痛みや運動制限などの身体的要因が、自己イメージ低下や不安定な気分を誘発し、それがさらに運動や社会参加への意欲減退を招くといった悪循環が生まれやすいのです。
ですから、お子さんをサポートするには、身体的なケアだけでなく、心理的な面や社会的な環境改善など、包括的な支援が求められます。

親御さんができるサポート

まずは、お子さんの思いを受け止め、理解しようとする姿勢が大切です。
お子さんが背中の痛みや装具着用による不便さ、外見へのコンプレックス、友人関係での気がかりを打ち明ける場をつくってあげてください。
無理に踏み込まず、まずは「そうなんだね、つらいよね」と受容的な態度を示すことが、お子さんにとって安心感をもたらします。

次に、専門家との連携も大切です。
医師、理学療法士、整体師、カウンセラーなど、側弯症ケアに理解のある専門家はたくさんいます。
こうした方々から、痛みを和らげるための運動方法や、日常生活で気をつけるべき姿勢、心理的なサポート法を学ぶことは有益です。
親御さん自身が専門的な情報を得て理解を深めることで、お子さんに適切なアドバイスや環境を用意できるでしょう。

また、家庭内でできる工夫としては、軽い運動やストレッチを家族で楽しむ時間を設けたり、お子さんが得意なことや好きなことに打ち込めるような環境をつくったりすることも有効です。
適度な体の動きは、筋力維持や血行促進にもつながり、痛みの軽減や疲れの蓄積予防に役立つ可能性があります。
また、自分の得意分野で自信を育むことで、自己肯定感が高まり、外見や痛みなど別の悩みに対しても前向きな姿勢を維持しやすくなります。

長い目でのサポート

側弯症は、すぐに完治する問題ではないケースが多く、長期的な付き合いが必要になる場合があります。
そのため、焦らず、長いスパンで考える姿勢が大切です。

思春期は心身が大きく変化する時期ですから、一時的に悩みが深まったとしても、成長が落ち着けば改善する部分もあります。
だからこそ、早い段階から子どもの声に耳を傾け、適切な環境や支援を整えていくことで、将来の不安を少しでも軽減できる可能性があります。

成長期は、何かと不安定で多感な時期です。
お子さんが側弯症を抱えている場合、その悩みはより複雑で多面的なものになるかもしれません。

しかし、親御さんとしてできることはたくさんあります。
日常生活での心配や医学的リスクを理解しつつ、心のケアにも目を配り、必要に応じて専門家の力を借りることで、お子さんは安心して前を向くことができるでしょう。
将来にわたって健康的で充実した生活を送るために、今できることを少しずつ積み重ねていく。
その積み重ねが、お子さんの自信や笑顔につながる大切な支えとなります。

まとめ

思春期脊柱側弯症は、けっして珍しいものではなく、対処の方法やケアの仕方も徐々に研究が進んでいます。
だからこそ、親御さんが情報を正しく理解し、温かく見守ることで、お子さんは「自分はひとりじゃない」と感じられるようになります。

その安心感が、長い人生の中でこの時期を乗り越えていく力になるはずです。
ぜひ、子どもたちの健やかな成長と未来を願いながら、焦らず着実にサポートを続けていってください!

 

公式LINEから24時間受け付けてます!
お困りのことがありましたら、
いつでもお問い合わせください(^^)/

 

レッドコード整体
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〒464-0026
愛知県名古屋市千種区井上町117 井上協栄ビル2階
名古屋市営地下鉄東山線「星ヶ丘駅」2番口徒歩2分
愛知、名古屋で脊柱側弯症の治療なら『レッドコード整体』
フィジカルバランスラボ整体院

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

関連記事

  1. 【頚椎症で「首が詰まる」「上を向くと痛みを感じる」人はココを緩めて!】

  2. 【頚部痛:その首の痛み、腹筋トレーニングが原因かも!!】

  3. 【肩こりを改善したいなら「肩甲骨はがし」をやめよう!】

PAGE TOP