この記事を監修している人:奥村龍晃(柔道整復師資格保有)
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こんにちは!
脊柱側弯症専門のフィジカルバランスラボ整体院、
院長の奥村龍晃です。
今回は、交通事故後の首と肩の痛みで悩む患者さんの治療経験を基に、効果的な治療アプローチについてお話しします。
きっかけは交通事故
40代の女性事務職の方が来院されました。2022年10月に事故に遭い、その後ずっと首と肩の痛みに悩まされているとのこと。
これまで接骨院やトリガーポイント注射など、いろいろな治療を試されたものの、なかなか良くならない状態が続いていました。
主な症状
- 左側の首から肩甲骨の上部の痛み
- 右肩甲骨の内側部の痛み
- 腕を横に上げると前腕にしびれが出現
不思議なことに、神経の検査では特に異常は見られませんでした。
でも、ヨガやピラティスをすると症状が出るということで、何か見落としている原因があるはずです。
原因は姿勢にあった!
詳しく診察してみると、実は姿勢に大きな問題がありました。
僕たちの体って、どこか1カ所が歪むと、他の部分で必ず代償が起きるんです。
見つかった問題点
- 骨盤が傾いている
- 体が横に傾いている(側屈)
- 上部胸椎の動きが悪い
- 首の筋肉(中斜角筋)が常に緊張している
これって、まるで「ドミノ倒し」のような連鎖反応なんです。
骨盤が傾くと、体は自然と横に傾きます。
すると、その傾きを戻そうとして首の筋肉が常に緊張する。
その結果、首や肩に痛みが出るというわけです。
治療のステップ
僕が考えた治療プランは、下から上へと段階的に改善していく方法です。
Step1:土台作り(骨盤の修正)
まずは骨盤をまっすぐに立てることから始めます。
これは家でもできる簡単な運動があります。
横になって骨盤を少しずつ起こしていく運動を行います。
Step2:胸椎の動きを改善
次に、胸椎(背中の真ん中あたり)の動きを良くします。
これが固まっていると、首に余計な負担がかかってしまうんです。
ゆっくりと背中を伸ばす運動を行います。
Step3:首周りの治療
最後に首周りの治療を行います。
特に大切なのは、首の後ろを走る副神経という神経の周りをケアすること。
この部分の緊張を和らげることで、肩こりも改善されやすくなります。
自宅でもできるケア方法
治療院での治療だけでなく、自宅でのケアも大切です。
僕がいつも患者さんにお勧めしているのは:
- 骨盤立て直し運動(1日3回、各5分)
- 背中のストレッチ(朝晩各10分)
- 姿勢チェック(仕事中も定期的に)
まとめ:大切なのは「全身を見る」こと
首や肩の痛みというと、ついその部分だけを治療したくなりますよね。
でも、本当の原因は意外と違うところにあることが多いんです。
今回の患者さんの場合も、首や肩だけを治療していては良くならなかったかもしれません。
姿勢全体を見直し、骨盤から順番に治療していくことで、徐々に症状は改善していきました。
慢性的な痛みでお悩みの方は、ぜひ一度、姿勢全体をチェックしてみてください。
痛みの原因が思わぬところにあるかもしれませんよ。
最後に覚えておいてほしいのは、継続は力なり。
すぐには良くならなくても、正しい方法で続けることが大切です。
皆さんも、ぜひ根気強く取り組んでみてくださいね。
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