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2018年11月9日

【姿勢改善】「姿勢を改善する」ことの本当の目的①

レッドコードによる姿勢改善のスペシャリスト

無重力セラピストの奥村です!

 

今回は姿勢と筋肉のお話です。

前回の記事で、「姿勢を整えて得られる3つのメリット」

という記事を書きました!(まだ読んでない方はコチラ↑)

その中の内容をもう少し深堀したいと思います!

 

まず、姿勢によって「筋肉の硬さ」が変わるのは事実です。

例えばですが、右腕を肩の真横まで水平に上げてみてください。

肩や腕周りの筋肉は硬くなってないですか?

 

今姿勢は、「右腕を肩関節90度上げた姿勢」です。

ただ片腕を上げた状態でも、

肩や腕、首筋や脇腹なども筋肉は硬くなっていると思います。

 

これは筋肉の中にある「筋紡錘」や「腱紡錘」という受容器が

筋肉の長さの変化や関節の角度の変化などの刺激を感知して、

脊髄(背骨の中の神経細胞)に電気信号を送り、

筋肉の長さを調整したり、緊張度合いを調整します。

筋紡錘.jpg

※クレーマージャパン様から引用

この働きによってヒトはカラダを動かしたり、

姿勢を保ったりしているんです!

 

ここで猫背の方はどうなっているかというと、

頭が胸よりも前に出てしまっていて

首の後ろの筋肉が伸ばされてしまっている状態です。

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筋肉が伸ばされている=筋肉の長さが長くなっているということは、

「筋紡錘」は常に刺激されている状態になり、

絶え間なく脊髄に電気信号を送り続けなければなりません。

 

脊髄から帰ってくる命令(電気信号)は、

「筋肉が伸ばされているから縮めろ!!」という命令になるので、

筋肉は縮もうとします。

ですが、頭の位置が戻らなければ筋肉は縮まないので、

「伸ばされているのに縮もうとする」という

理不尽な状況にさらされているんです。

しかも、何時間も何日もその状態を続けられているんです。

 

するとどうなるかというと、

筋肉も神経回路もパンクします!!(笑)

筋肉も神経回路も正常に作用できなくなって、

・筋肉がどれくらい伸ばされているのか?

・どれくらい筋肉を縮めればいいのか?

・どれくらいの力で縮めればいいのか?

が分からなくなってしまいます。

聞きなれないかもしれませんが、

「神経・筋促通エラー」なんて表現したりもします。

 

この「エラー」が、いわゆる「姿勢のクセ」を作り出してしまい、

・「何年も腰痛に悩まされている」

・「なかなか肩こりが改善しない」

・「リラックスできない」

・「疲れが取れない」

ということに繋がっていくことになります。

 

じゃあこの「エラー」を改善するにはどうしたらいいのか?

 

それは、「姿勢を整える」しかありません。

そもそも頭の位置が前に出すぎて首の後ろの筋肉が伸ばされて、

「筋紡錘」が刺激されていることが原因なので、

「筋紡錘が刺激されない姿勢」に戻すことが必要になります。

 

ここでさらに重要なのは、

「神経・筋促通エラー」は「筋紡錘」への刺激が

長期間続いたことによるものなので、

同じように長期間「筋紡錘が刺激されてない期間」

を与えてあげないと「エラー」は改善されません。

 

・腰痛や肩こりが慢性化してなかなか改善しない、

・治療を受けてもすぐ「戻る」

というのは、「エラー」までしっかり治療してないからなんですね。

これは脳や脊髄(背骨の中の神経)などの神経回路にまで介入する必要があるので、

正直なところ、完全に改善するまでには時間がかかります…

「根本から良くなりたい」というあなたの気持ちを

「自分のカラダが本気度を試している」と言い換えてもいいかもしれません。

 

ここまで長々と小難しい内容を読んで、

頭がこんがらがってるかも知れませんね(笑)

ただこれだけは覚えておいてください!

長く続く腰痛や肩こりなどの慢性症状は、

「姿勢」を整えれば確実に改善します!

 

痛みには痛みの原因、

長引くには長引くなりの原因があります。

その「原因」を改善してあげれば、

必ず症状も改善します。

「何をしても治らない」とあきらめる前に、

まずは「原因」を理解しましょう!

根本改善の為の第1歩は、「原因」を理解することです!

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