【食事コラム②】「栄養学は治療技術だー」ってセミナーを受けてきた件。
こんにちは!
「脱力」と「食事」で、
"硬くならないカラダ"へ導く柔道整復師
「しなやかフィジカルセラピスト」の奥村です!!
先日、「ZOOM」っていうアプリを使ったWEBセミナーに参加したんです
が、個人的にはSkypeよりも便利に感じました!
で、
何のセミナーに出たかというと、
「治療家のためのスポーツ栄養学セミナー」です。
スポーツ業界では「食トレ」なんて言葉もあるくらいで、
スポーツにおける「食事の重要性」を広めていきたい!
という想いのこもったセミナーでした。
結論から言うと、
『人間、健康にもパフォーマンスアップにもタンパク質が最重要だよ!』
って話でした。
『スポーツニュートリション=スポーツ栄養学』
というのが今回の1つのキーワードになっておりまして、
・食トレ=たくさん食べること✖
・食トレ=きちんとした栄養バランスと摂ること〇
というのが、本質でございます。
例えば、
・トレーニング10点×食事7点=パフォーマンス70点
・トレーニング10点×食事10点=パフォーマンス100点
というように、
どれだけいい練習を積んでいたとしても、
食事内容が良くなかったら、パフォーマンスは上がりません。
心=技=体のバランスは、「体」が土台になっていて、
土台が強いほど、上に積みあがる「技」「心」は安定します。
そして、身体のパーツである筋肉はもちろん、
皮膚・髪の毛・爪・内臓・骨髄・ホルモンなんかも
「たんぱく質」からできているんです!
髪の毛や骨髄は意外じゃなかったですか?
「健康的な食事をしましょう!」とよく聞きますが、
そもそも「健康的な食事ってなに?」ってなりますよね。
今回のセミナーで定義されてた「健康的な食事」は、
「高たんぱく質・高栄養(ビタミン・ミネラル)」
とのこと!
「三大栄養素」のバランスで言うと、
・炭水化物40%
・たんぱく質30%
・脂質30%
が目安となっています。
ちなみに現代人の食事のバランスはというと、
・炭水化物70~80%
・たんぱく質10%
・脂質10~20%
みたいな感じだそうです。
"安くてお腹の膨れるもの"を選ぶと、
まぁ、こんなバランスになりますよね。
これだと、
・昼間に眠い
・集中力が上がらない
・やる気が起きない
・疲れが取れない
・手足が冷える
・生理不順←女性のみ
なんてことになるんですね…
そこでまずは「朝食を見直しましょう」ってことを言っておりました!
朝はお白湯さんでスタートして、たんぱく質多めの朝食に。
納豆やお味噌汁、プロテインもうまく活用して、
・男性30g
・女性25g
のたんぱく質を摂ることが理想的です!
ちなみに納豆1パックで8g、鶏卵1個で8gくらいの
たんぱく質が摂取できるんで、
いつものご飯を少し少なめにして、お味噌汁と納豆とゆで卵を
追加するだけでもいい感じになりそうですね⤴
"運動中の筋疲労"についてもお話がありまして、
聞き覚えのある、「筋疲労の原因は乳酸だ!」っていうのは否定されてて、
最新の研究では
・脱水
・電解質不足
・グリコーゲン(糖)
が原因だと判明したそうです!
時代は変わったもんですなぁ。
なので、「運動中のパフォーマンスを落とさないため」には、
上記の栄養素を適宜補給することが求められます。
ここで重要なのが、
"運動の前にも"しっかり栄養補給しておくことです!
運動を開始してしまったら、栄養素がどんどん失われていくので、
事前に蓄えておきましょう!
運動後は30分以内にたんぱく質の補給をすることで、
筋肉の破壊を防ぐことが出来ます。
さらに、48時間は筋肉の修復が行われるので、
その期間にしっかりたんぱく質を補給してあげると、
強い筋肉に育っていくんです!
ハードな運動後は、消化器官が正常に働けない状態なので、
負担のかかりにくいプロテインなどを活用すると効率的です!
アスリートに限らず、患者さんへの食事指導は、
"患者さんを根本から健康にするため"には絶対無視できないところ。
「栄養学は治療技術だー!!」って言ってた意味が、
少しは理解できました。
【まとめ】
*食事=パフォーマンスと言っても過言ではない
*身体の"水以外の主成分"はタンパク質だと覚えておく
*「健康的な食事」とは、高タンパク・高栄養(ビタミン・ミネラル)な食事のことである
*まずは「朝食を健康的な食事」にしてみよう
*運動後30分のタンパク質補給+48時間の栄養補給にも気を配る
みたいな感じでしょうか。
スポーツをやってなかったとしても、
「健康」と「生活のパフォーマンス」を考える良いキッカケになりました!!
ダイエットにも活かせそうですね!